
色のキャラクターを説明するとき、わかりやすくするためにドラえもんを例に出すことがあります。青が強い人を例えるなら…ドラえもん!という具合に。
ではなぜ、ドラえもんは青なんでしょう?
一説には、生物の起源である海の色が大衆に一番受け入れられる色である、という理由もあるそうですが。アンパンマン、スーパーマン、キティちゃん…どちらかといえば、赤を使ったキャラクターの方が多い気がします。
さて話は戻して、色彩心理的に言うと、青はドラえもんのすばらしく高い受容性をよく表しているんです。「のび太くんダメじゃないかぁ〜、んもぅしょうがないなぁ〜」という言葉が象徴するように、ダメなのび太くんを丸ごと受け止めて許しちゃいます。広〜い、海のように。ここが、黄色いドラミちゃんとの大きな違い。ネズミに出会ったことで、世界が変わったんでしょうね…。
そんなのび太くん。
なにしてもダメなのに、なぜ主人公なのか?いつもなんだかんだで世界を救うのか?
超ダメだから?いえいえ、この人にはとにかく卓越した対人能力があるのです。黄色い人といるととにかく楽しい。明るくて子どもらしくて飽きない。「お願ぁ〜い」をされるとなぜかウンと言ってしまう。それが黄色いキャラクターのすごいところです。
0点をとったからといって、誰かにどうにかしてくれよなんて、言えますか?フツー言えませんよね!それと、黄色の人は実は頭の起点が早い。のび太はドラえもんの道具を使ってズルするときの頭は、キレッキレです。そんな理由で、映画の中ののび太は黄色いリーダーシップを発揮するんですね。そして黄色いリーダーは、いつも前向きで明るい。そんなところが愛されているんでしょうね!
というわけで、黄色いのび太は青いドラえもんを求め、青いドラえもんは黄色いのび太を絶対にほっとけないのです。この関係性に憧れる人は多いですよね、それがこのまんがの魅力なのでは。
さらに突っ込んで言うと、黄色いキャラクターをやりきることは、相手に青くなれと強要しているとも言えます。逆に青くなりきることは、相手に黄色いでいることを容認する。やはり、なんでも許しちゃうドラえもんがのび太をダメなままにしているというのも、否めませんからね。
さて。
ジャイアンやスネ夫さんの素晴らしさにも触れたいのですが、長くなってしまいましたので、続きはのちほど〜♪
ドラえもんやのび太気分を味わえる⁈
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