
黒=パワーである、と前回お伝えしましたが、せっかくなので黒についてもう少し掘り下げたいと思います。
分かりやすいところで、黒いヒーローをテーマにしてみましょう。ヒールに黒が用いられることはなんとなく納得しますが、実は黒が印象的なヒーローというのも意外に多く存在するんですね。
仮面ライダー
妖怪人間ベム
鬼太郎
バットマンなど、、、
はい、ではここで黒についておさらい。
黒→光を反射しすべての色を吸収するため、強いエネルギーを持ちます。影響力が高く、強さや権威を感じさせます。黒を好む人は、無口、ひとりが好き、嫌われ者と思っている、独立心が強い、粘り強い、ポーカーフェイス、自信過剰などの特徴があります。
黒のヒーローたちは、全てのエネルギーをパワーに変えるのでとても強く、そして孤独な場合が多いですね。“嫌われ者”あるいは“決して社会に受け入れられない”という意識がどこかにあるような気がします。
仮面ライダーの産みの親は、ショッカーや数々の怪人を産み出した緑川博士。半分は悪の手により改造されています。
妖怪人間ベムは人間の要素は少しあるだけ。怪物と見なされ、やたらと社会からはじかれます。
ゲゲゲの鬼太郎もまた、妖怪のお父さんと人間のお母さんから生まれたハーフ妖怪。妖怪や人間の仲間はいても、全く同じ立場というわけにはいきませんね。
バットマンは14歳のときに両親を強盗に殺されたことで犯罪撲滅を誓い、体を鍛え、パワーアイテムを開発することでバットマンが誕生しています。犯罪者達に恐怖心を与えるには「恐怖の象徴」が必要ということで、あえてダークナイトとなりました。「過去のトラウマが原因で、非合法的活動を行っている」という意識があるようです。
黒はパワーです。
時には悪に立ち向かうエネルギーともなります。
ちなみに、子どものアトリエでは「うちの子黒をよく使うんだけど大丈夫…?」と心配されるお母さんがよくいます。でも、心配は無用です。黒は、特に生きるエネルギーが強い子どもが好む色です。もし苦しみや悲しみを吐き出すために黒を用いたとしても、負の感情に立ち向かうその子の横にいて、寄り添うだけで充分ですよ。
黒はまだまだ、未知の力を持っていそうですねー。というか、和を重んじる文化をもつ日本人には、個として力を発揮する黒いエネルギーの使い方が難しすぎるんですねー、たぶん。
黒を知り尽くし上手に使いこなすと、知性と力をバランスよく使う感覚が身につくそうですよ。人をうまく動かす能力も身につき、洗練された生活を送れるとか。
GACKT、、、みたいな?
または、峰不二子、、、みたいな?
キャッツアイ、、、みたいな?
黒…いいなあ。
いま一番気になる色です。
う
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