
つづいて『またまた!ねずみくんのチョッキ』
作:なかえ よしを 絵:上野 紀子
出版社:ポプラ社
発行日:1979年07月
○あらすじ
「もう ぜったい だれにもかさないぞ」とねずみくんは今度こそ大事にしようと決心しています。そこに、「チョッキだからいけないのよ」と、ねみちゃんが帽子に編み直してくれます。これなら貸しても大丈夫…?
前作で「損したくない」とちゃんと言えるようになったねずみくんは、「貸さない」という選択肢をとります。でも、次なるテーマはブルー。
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青→深い海のような青は、受容性をもつ女性の色。無限の愛、許し、信頼、悲しみ、深い優しさを表し、静的・内向的イメージがありますが、うちに秘めた情熱も併せ持ちます。
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ネミちゃんのおかげで損は回避できましたが、相手を受け入れるのはNOです。ねずみくんの帽子を借りて帽子をかぶる相手に「似合わない」と言い続け、なかなか相手を受け入れられません。
そしてラストにヘビくんが再登場。
「あ、君にはちょっと似合うかも」と最後にはヘビくんを受け入れます。最後にはブルーの力を借りて、相手を少しずつ受け入れるようになったねずみくん。
誰かを肯定的に見れなくなったときは、ブルーの力を借りるといいかもしれませんね。「イヤ」と言ってしまう自分もまるごと受け入れることができるかも。
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